「キャッシュフロークアドラント」の考え方を投資に応用して、資産の雪だるまを作ってFIRE(Financial Independence Retire Early)にたどり着く手法を考えてみました。その実践編をご紹介します。
1 投資リターンを上げる為の役割
2 投資の雪だるま作り
1 投資リターンを上げる為の役割
投資のリターン = 入金(左の世界) X 利率(右の世界) ですが、それぞれの世界で、投資の役割を果たすことを考えると、FIREへの道が見えてくると思います。ただし、入金力、利率が普通だとFIREは見えてこないことを考えると、それぞれが異常な状態を目指す必要があります。

❶〜❹で、投資の役割をどう果たすべきか考えてみましょう。
◆Employee
(役割)入金力
❶ 天引きで入金する
給料から生活費を引いていって残ったお金を・・・と考えると、お金が残らない傾向がありますので、天引きで入金していくのがオススメです。
「月いくら入金すれば良いか?」は、老後2000万円問題が話題になりましたが、60歳までに2000万円入金には○○円が必要といったシミュレーションをすると良いでしょう。
万円/月 | 1年の入金額(万円) | 労働年数(年) | 入金額(万円) | |
40歳 | 5 | 60 | 20 | 1200 |
30歳 | 5 | 60 | 30 | 1800 |
20歳 | 5 | 60 | 40 | 2400 |
◆Self-employed
(役割)入金力
❷は、❶の入金を補うイメージです。
副業は、やりたいことで、時間的な負荷が少なくて、本業とスキル的な相乗効果があるものを選ぶと良いですね。
◆Investor
(役割)大きく資産を増やす[キャピタルゲイン]
ここが投資の本丸です。トドは、「複利・レバレッジ・トレンド」で大きく伸ばせる可能性のある「FNGU(FANG+指数3倍レバレッジ)」をファーストオプションとして投資しています。50%以上あがったら、原資のみ回収し、FANG企業の勢いが続く限り、放っておこうと思っています。続かなかったら、TQQQやSPXLを考えるつもりです。
◆Business owner
(役割)長期的&安定的にキャッシュを生む[インカムゲイン]
トドは、ココが最終的な投資の着地点と考えています。ローリスクミドルリターンの仕組み作りをして、数千万円の資金があれば、生活費を賄えるのでFIRE出来ますよね。
不動産は素人ですが、空室リスクや借金リスクがあって手間なので、今のところ考えておらず、トラリピか高配当株への投資を考えています。
ゴールとして、50代で3000万円をNASDAQ等でトラリピで回して、月30万円位稼いでもらおうと思っています。
2 投資の雪だるま作り
❸ 、❹は、投資の雪だるま作りをイメージしています。
基本、リスクとリターンは比例するので、学習しても、こんな感じになります。
◆Investor: ハイリスクハイリターン →(学習後) ミドルリスクハイリターン
◆Business owner:ローリスクローリターン →(学習後) ローリスクミドルターン
なので、2つの投資を組み合わせることで、安定的に大きく増やそうと思っています。
具体的には、Investorとして、FANG指数等の米国成長株への投資をメインにするのですが、株のトレンドが予測できなかったり、売買タイミングを図るのは難しいので、塩漬けになることはあります。そこで、Business ownerとして投資信託やトラリピなどの仕組み型投資に積立投資をすることで、安定的に少しずつ稼いで、それを入金として米国成長株投資へ回します。もし、米国成長株への投資が上手くいけば利益確定し、それを仕組み型投資に回して、稼ぎを増やします。
このようにお金がお金を呼ぶ仕組みを作り、お金の塊を少しずつ大きくしていくこと、つまり複利を効かせることが、サラリーマンにとってのFIREへの早道だと思います。
☑️サラリーマン投資家がFIREに近づくには、入金力か利率が異常である必要あり。
☑️異常な利率を達成するには、「複利・レバレッジ・トレンド」を効かせた投資で資産の雪だるまを膨らませる仕組みが必要。